幼児期から英語に親しめるインターナショナルプリスクール(通称/略称プリスクール)は、グローバルに活躍できる子どもを育てたいと考える保護者を中心に人気を集めています。
ですが、プリスクールを卒園した後の進路はさまざまで、「これが最善!」と断言できる道はありません。
せっかくなら、プリスクールで養った英語力を年齢に応じて保持・スキルアップしていける道を選びたいものですね。
本記事では、プリスクールの特徴と、その通園体験をさらにより良いものにできる進路についてご提案しています。
プリスクールとは?いつ通ったらいいの?
インターナショナルプリスクール(通称プリスクール)の対象年齢は、日本の保育園・幼稚園相当です。
園によって方針や受け入れ年齢が異なり、0歳から入園できるところもあれば3歳以上から入園できる園もあります。
子どもの受け入れ時間も園によって大きく差があり、週5日フルタイムで受け入れ可能な共働き世帯向けのプリスクールもあれば、
週2〜3日の数時間を受け入れ可能日時として設定している習い事に近いプリスクールもあります。
とはいえ、共働き世帯の増加傾向を受けて、延長保育可能なプリスクールも増えてきているので、プリスクールは保育園・幼稚園と同じようなスタイルの預かり保育と考えて良いかもしれません。
プリスクール卒園後の進路
プリスクールでは、英語の会話がメインになっていて、中には日本語の使用を禁止しているスクールもあります。
また、保育士や保育担当の職員にネイティブ講師を採用する園も多く、日本にいながらにして留学しているような体験ができるプリスクールもあります。
そんな希少な体験ができるプリスクール卒園後の進路は、大きく分けて3種類あります。
プリスクール卒園後の進路:インターナショナルスクール
インターナショナルスクール(国際学校)は、英語によるコミュニケーションに特化した学校です。
長期的な留学を見据えているご家庭や、海外移住を予定しているご家庭がよく選ぶ進路です。
インターナショナルスクールは、プリスクールのような英語漬けの環境を継続できる点が魅力ですが、日本の法律に基づく学校制度ではないため、義務教育を修了しているとみなされないケースもまれにあります。
安易に選ぶと困難やトラブルの元になる可能性もあるので慎重に検討する必要があります。
プリスクール卒園後の進路:私立の小学校
プリスクール卒園後に受験して、私立の小学校に入学する進路もあります。
この場合、英語に力を入れている学校を選ぶとプリスクールでの英語体験や英語力を維持しやすいでしょう。
ですが、英語には特に注力していない私立を選んだ場合は、習い事で対策しないと英語の知識を維持できない可能性があります。
例えば英語塾や英語学童などです。
英語は日常的に使わなくなると培ったスキルが失われやすくなるため、英語力を保ちたいならばなるべくプリスクールと同等の「英語時間」を設ける必要があるでしょう。
プリスクール卒園後の進路:公立小学校
小学校でも英語教育は取り入れられていますが、そのほとんどが「英語にふれる」、「英語を体験する」という取り組みにとどまっているのが現状です。
公立の小学校における英語教育とは、中学英語の土台を作るという意味合いが大きいので本格的な英語体験とは異なると考えておいた方が良いでしょう。
そういった意味で、プリスクールで養った英語スキルを保つには、英語学童や週復数回の英語教室などかなり積極的に英語にふれる時間を作っていく必要があります。
プリスクールで学んだことを失わないための英語レッスン
プリスクールを卒園した子どもが全員インターナショナルスクールに進学するというのは現実問題難しいです。
実際は多くの子どもが習い事などの課外活動で英語力を維持していくことになります。
小学生は書道やピアノ、スイミングやバレエなど習いたい物事が増える時期でもあり、英語だけに時間を充てられないというご家庭も多いでしょう。
そんな時は、オンライン英会話や、英語を使いながら学べるプログラミング教室、または放課後を英語環境で過ごせる民間の英語学童など
効率よく英語時間を確保できる習い事を試してみてはいかがでしょうか。
まとめ:英語学童やオンラインレッスンで無理なく英語力を保ちましょう
日本にいながらほぼ英語のみという特別な時間を過ごすことができるプリスクールでの体験を、成長とともに忘れ去ってしまうのはもったいないことです。
インターナショナルプリスクールで得た貴重な経験をさらなる飛躍の糧にするため、英語学童やオンライン英会話を活用してみませんか?
プリスクールからつながる濃い英語体験は、中学生、高校生、大学生、社会人と羽ばたくための力になるはずです。