中学の英語入試を考える:開智日本橋学園中学校

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本記事では、英語入試を実施している男女共学の中高一貫校である開智日本橋学園について、紹介します。 

開智日本橋学園は、国際バカロレアに準拠したコースがあり、国内の大学だけでなく海外の大学へ進みたいと考えている帰国生にもおすすめの学校です。

入試の概要や英語の授業内容、倍率などをまとめましたので、進学先を選ぶ時の参考にしてみてください。

開智日本橋学園中学校について

入試や英語教育のクオリティ、どのような英語教育が行われているかといった情報についてまとめました。

英語入試のレベル

開智日本橋学園には、一般入試とは別に帰国生枠の入試があります。

帰国生とみなされるのは、海外生活1年以上、帰国後3年以内のお子さんです。

帰国生入試の募集は、GLC(グローバル・リーディングクラス)のみで、その他のコースを希望する場合は、帰国生であっても一般入試を受験する必要があります

帰国生入試の内容は、英語(エッセイライティング)、国語、算数、英語と日本語による口頭試問・面接です。

点数配分は、英語、国語、算数ともに100点満点で、英語のみに偏っているわけではありません。

なお、これは2022年の情報であり2024年度の入試情報は現時点で公開されていません。

変更がある可能性もあるので、直近の受験情報は必ず学校に確認するようにしてください。

英語教育のクオリティ

開智日本橋学園の英語教育は、「英語を使う」ことに重きを置いたカリキュラムが組まれています。

バイリンガルの教員やネイティブスピーカーが多く、教職員全体の約4分の1にあたる24%が、英語教育の指導を行えるだけの英語力をもっているのが特徴です。

英語を使う教員が多いことで、休み時間や授業のちょっとした合間にも英語を使ってコミュニケーションできることが、開智日本橋学園の魅力であり、強みです。

また、美術と技術・家庭科は英語で授業が行われるなど、英語の授業以外にも英語を使うシーンがたくさんあります。

英語力を保ちたい帰国子女にとっては、ぴったりの環境ではないでしょうか。

英語入試の合格率、倍率

開智日本橋中学校の倍率は非常に高く、3〜8となっています。

コースによって倍率は大きく異なりますが、総じて高い傾向にあり実質倍率は10倍になることも

学校の公式情報では、「第1回入試では3人に1人が特待合格」と言われており、人気の私立一貫校になっています。

開智日本橋中学校独自の取り組み、特色

開智日本橋学園の英語を使った取り組みに「開智TEDがあります。

これは、夏休み中に生徒が英語のスピーチを作って、休み明けに発表するプログラムで、「英語で文章を作る力」、「英語で自分自身の思いや考えを発信する力」を養うことができます。

英語以外の授業では、探究型の学習を推進していることが特色として挙げられます。

開智日本橋学園では、すべての授業において受動的にただ聞くのではなく、教員と生徒が対話をして学んでいく参加型あるいは双方向型の授業スタイルを採用しています。

ほかにも、グループワークで生徒同士が話し合い、考えを発表し合う形で授業を進めるカリキュラムや、目標に向かって課題に向かうプロジェクト型の授業など、多様な能動的学習が用意されています。

開智日本橋中学校の卒業生、主な進路は?

開智日本橋学園の進学実績は、京都大学や千葉大学、防衛大学校、金沢美術工芸大学などの国公立大学、私立医学部、早慶、GMARCHそして同等レベルの私立大学といった国内の大学だけでなく、トロント大学(カナダ)、マンチェスター大学(イギリス)、アムステルダム大学(オランダ)、エラスムス・ロッテルダム大学(オランダ)、セゲド大学(ハンガリー)など、ヨーロッパを中心に多くの海外大学合格者を輩出しています。

バカロレア準拠コースがあり、海外への大学進学を安心して目指せる一方、国内の主要大学への合格実績も豊富というのが魅力です。

途中で「やっぱり海外ではなく日本で進学したい」と気持ちが変わっても、落ち着いて受験勉強に取り組めるのではないでしょうか。

校風について:どんなお子さんが向いている?

英語を話すためのカリキュラムが充実しており、探究型やグループワーク、プロジェクト型の授業が中心という開智日本橋学園は、積極的な性格で英語力をある程度キープしていたいというお子さんに向いているのではないでしょうか。

また、進学実績は国内外にわたっているため、「今は日本に帰国して勉強や生活に慣れるのが優先で、大学は日本と海外、どこにするか決められない」というご家庭でも、安心して勉学に集中できる環境といえます。

まとめ:開智日本橋中学校は帰国生におすすめ

開智日本橋学園は、中高一貫して英語を「使う」ことに特化した教育を行っている私立校です。

日本に帰国しても将来的に海外の大学へ進みたい、あるいは英語のスキルをキープして夢を追いたいというお子さんとそのご家庭にとって、ふさわしい学習環境といえるでしょう。

合格への倍率は高く、簡単な受験ではありませんが、得るものは多いのではないでしょうか。

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