お子さんの中学受験で英語を取り入れたいと考えている方もいると思います。今後どんどん国際化社会になってくることも考えられますので、英語力は生かしたいと考えられますね。
とはいえ、
・受験の英語レベルはどれくらいだろう
・ほかの科目との両立はできる?
という疑問もあるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、中学受験の英語について取り上げながら解説をしていきたいと思います。
中学受験の英語レベルについて
受験の英語レベルについては、学校ごとに大きく異なっているのが特徴でしょう。難関校については、かなり難しい問題を導入している場合があります。
たとえば、試験問題だけでなく注意書きや表紙まですべて英語で書かれている場合などもあります。こういった場合は、かなり高度なレベルが求められますね。
また、英検などで点数加算されるケースもあります。3級程度をもっていればOKな場合もあれば、学校によっては2級を取得していなければいけないこともあります。3級でも中学卒業程度の学力ですから、しっかりと勉強をしていないと取得することは難しいでしょう。多くの学校では、3級取得を受験で優遇する基準としているようですね。
3級を取得する場合は、基本的な文法や未来・過去形などが分かっていれば比較的簡単に解くことができます。勉強や対策についてもしやすいと考えて良いでしょう。
しかし、2級では長文読解も出てくるため単語なども数多く勉強しなければいけなくなってきます。お子さんが、難しすぎて勉強を嫌いにならないように配慮していく必要があるでしょう。
対策について
英語の対策については、とにかく触れることが大切になります。英語圏の国では、誰もが英語を話しているわけですよね。なぜ話せるかというと、日常的に英語に触れているからです。基本は英語は使えば使うほど覚えていくものになります。
最初は難しいことを考えず、志望校のレベルを調べた上で「テキストを買ってみる」「親が指導をする」という形で良いでしょう。
しかし、英語の学習はお子さんにとってやる気が出なかったり興味をもってもらえない場合もあります。ただ英文法や単語を覚えていても面白くないですよね。
様子を見つつ英会話教室などに通わせるのも1つの方法です。講師がネイティブの場合はより質の高い英語学習をすることができるでしょう。また、子供は外国人に興味を示すことも多いです。興味を持って楽しみながら勉強をすることができればより学習効率も上がってくるはずです。
まずは子どもが自分から英語の学習をしてくれるように促すことが必要です。
他科目との両立について
基本的に、中学受験で英語と他教科を両立することは難しいと言われています。英語を覚えるのは時間がかかるため、その分主要教科の勉強がおろそかになってしまいがちだからです。
また、受験者の中には「帰国子女」もいます。帰国子女は英語圏に長くいたので圧倒的に力をもっているということも考えられます。短期間で身につけた英語力では、どうしても勝負することはできないといえます。
両立をする場合は、他の科目がおろそかにならないように注意をしましょう。また、学校によっても英語配点の比率は異なっています。英語の配点がそれほど大きくないようであれば、英語だけに特別力を入れる必要はなくなってきます。効率的に学習をしていく方法を見つける必要があります。
幼稚園や小学校低学年などから中学受験を考えている場合は、英語を重点的に学習していく方が良いといえます。年齢が低い方が英語の習得をしやすいとも言われています。計画的に勉強を進めていくようにしましょう。
まとめ
英語を学ばせたいという親は近年急増しています。もちろん英語は重要ですが、あまり焦りすぎずに取り組んでいくことも大切です。英語の重要性は誰しもが理解していて、学校でも授業の機会が多くなっています。(小学校では教科化されました)
上記にもありますが、大切なのは子供の興味や関心です。焦りから、子供の興味や関心を取ってしまわないよう、注意をしていくようにしましょう。確実に合格できるように、子供の英語に対するモチベーションを保ちながら、継続的に英語学習と向き合っていく必要がでてきます。
英語学習の取り組み方は不安も大きいかもしれません。中学受験はいろいろな教科が絡んでくるので分からないこともありますよね。しかし、「英検」や「TOEFL Junior」などもうまく活用すれば優遇してもらえることもあります。
ぜひ、今回の記事を参考にしつつ合格に役立てていただければありがたいです。