中学受験の英語試験状況について

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いよいよ2020年度の受験シーズンも終わりに近づいてきました。

来年度は我が子の受験が控えている、または、受験させようか悩んでいる、

という方も多いのではにないでしょうか。

中には、幼少期を海外で過ごしていた帰国子女のお子さんをお持ちの方から相談を受けることもあります。

そこで、今回は英語×中学受験をキーワードに少しでもみなさんのお役に立てれば、と思います。

近年、中学受験でも英語にフォーカスした試験が増えてきました。

・どれくらいの学校が英語試験を実施しているの?

・ちゃんと合格できるのか不安

といった声も多くあると思います。

 

英語試験の状況

2020年には141校が英語試験を実施しているということで、多くの学校で取り組みが始まっていることがお分かりいただけるかと思います。

そのうち私立が124校を占めていますので、学校独自の方針として英語試験が行われている形になります。国全体ではまだほとんど行われていないと言って良いでしょう。

 

また、英語試験が行われている学校についてはその多くが首都圏に集中しています。

首都圏にはレベルの高い学校が多くあるのも理由と考えられるでしょう。

全国単位で見ると、まだ少ないのが英語受験の現状です。

 

とはいえ2019年度には125校が英語受験を行なっていましたので、2020年には16校も増えたことになります。今後は英語受験を行う学校はどんどん増えてくることが予想できるでしょう。

英語は時間をかけて身につけなければいけない教科ですよね。

まだ中学受験までに時間があるようならば、できるだけ早めに対策していくことも必要だと考えられるでしょう。

英語受験が増えている理由

では、なぜ今英語受験が増えているのでしょうか。

もちろん、単純に生徒の学力を確かめたいということは考えられるでしょう。

学校としても、できるだけ勉強ができる生徒を入学させたいと考えるのは普通のことです。

 

しかし、それ以上に言われているのが生徒の「多様性を受け入れたい」のではないかということです。

たとえば長期間に渡って海外に住んでいた生徒の場合、日本語での試験を受けることが難しかったりします。

学力はあるのに、日本語が読めないだけで不合格になってしまうこともあります。

結果的に、日本で勉強ばかりを頑張ってきた生徒が試験に合格することになります。

 

しかし、海外に住んでいた生徒は日本人とは違った価値観の中で生活をしています。

ルールや生活スタイルなどは、かなり異なっていることも多いです。

特に、時間に対する捉え方や働き方などは大人でも戸惑うことが多いのではないでしょうか。

 

英語受験を通して海外からの生徒を入学させることにより、早い段階からいろいろな考え方の中で学校生活を送ることができるようになります。

特に今後は国際化社会になるとも言われていますので、できるだけ幼い頃からさまざまな価値観に触れておくことはとても大切だといえるでしょう。

 

どれくらいのレベルの学力があればいい?

英語試験のレベルについては学校ごとに異なっているので、一概に言えるわけではありません。

それほどレベルが高く無い学校であれば、中1〜中2で学習する内容を覚えておけば良いというところもあります。

しかし偏差値が高くなってくると、「準一級レベル」の問題を出す学校もあります。

かなり入念な対策が必要になることは間違いないでしょう。

 

英単語などについては、問題集が発売されているものの「小学生向け」のものはあまり発売されていないのが現状です。

英検を受験したり、場合によっては「中学・高校生」向けのテキストなどを見ながら対策をしていく必要があります。

自分で考えながら学習を進めなければいけませんね。

 

中学受験の英語はどんな問題が出る?

学校にもよりますが、「選択式・長文読解」などが中心となって出ることが多いです。

日本語がほとんど書いていない問題も多くあるので、単語はもちろんですが文法などもしっかりと学んでいく必要がありますね。

 

入試問題については、学校によってWEBサイトから見ることができる学校もあります。

自分の受験する学校については入念に調べておく必要があるといえるでしょう。

 

まとめ

中学校の受験状況については年々増えています。

今後もさらに英語受験を実施する学校が多くなると考えられるでしょう。

できるだけ早い段階から対策をしていきたいですね。

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