英語を使って他の教科を学ぶ「イマージョン教育」が話題になっています。
60年代にカナダで始まり、高い教育効果を評価され、今では世界中の学校で導入されています。日本でも90年代から導入が始まり、年々導入する学校が増えてきています。
また、近年のAI、IoTの発展に伴い、「STEAM教育」の重要性が高まってきています。
変化の激しい現代において、新しいものを創造したり革新を起こしたりできる人材を育むため、
欧米を中心に急速に普及しています。
今回は海外発祥の教育法、「イマージョン教育」と「STEAM教育」の有効性を紹介します。
■イマージョン教育とは
イマージョン教育とは、外国語を一教科として学ぶのではなく、その言語を使って他の教科を学習する教育方法のことです。
外国語を手段として使うことで実践的実用的な学びを得ることができ、通常より教育効果が高まることがカナダ、アメリカを中心に検証されてきました。
イマージョン(immersion)は”浸すこと”を意味します。
イマージョン教育の環境下では、様々な教科の授業で外国語を使い続けることになります。
そのため目標の外国語に触れる時間が大幅に増えます。
外国語にどっぷりと“浸す”ことで、その言語をマスターさせるというイメージです。
量・質ともに高いインプット・アウトプットをすることが可能です。
日本においてイマージョン教育を導入している学校はまだ数が少ないです。
加藤学園暁秀初等学校やぐんま国際アカデミーなど一部の学校においては英語のイマージョン教育が実践されており、効果を上げています。
■STEAM教育とは
STEAMは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術、創造、教養)、Mathematics(数学)の頭文字をとっています。
STEAM教育においてはこれらの教科を重点的・横断的に学びます。
環境問題や貧困問題など、グローバルな社会課題を解決するためには、最新のテクノロジーを用いて革新的な方法を新たにデザインする必要があります。
そのために理系4科目とアートなどの文系科目を掛け合わせた教育が求められるようになったのです。
また、近年、人工知能(AI)技術やロボティクスの技術が著しく進歩しています。
現在、単純作業とされているものは将来AI・ロボットにとって代わってしまう確率が高いです。
そうなった時に人間に求められるのはクリエイティビティや高いコミュニケーション能力、判断力などです。
そのためにもSTEAM教育が重要視されています。
日本におけるSTEAM教育の実践例としてプログラミング教育があります。
文部科学省が”小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について”※で述べていますように、小学校からプログラミング教育が必修化されています。
※文部科学省:小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について
(https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/122/attach/1372525.htm)
■STEAM教育と英語のイマージョン教育を両方学べるスクールのご紹介
当社はオールイングリッシュ・アフタースクール「FlyNexia」とオンライン英会話スクール「Ouchikids」を運営しています。
「FlyNexia」や「Ouchikids」はただ英語を学ぶだけのスクールではありません。
英語を使ってSTEAM科目を学ぶことができます。
つまりSTEAM教育とイマージョン教育を組み合わせたカリキュラムで学べるということです。
例えば、プログラミングの授業においてはゲームやロボット制御のためのプログラム制作を英語を使って学ぶことができます。
教材としては世界中で人気のマインクラフトの教育版や、中国深センの最新IT企業が開発したMbot、codeyrockyといったロボットを採用しています。
それ以外にもサイエンス、ITデザイン、ミュージック、数学、ダンスといった様々な科目をネイティブ講師と英語で話しながら学ぶことができます。
FlyNexia: https://flynexia.com/
Ouchikids international :https://ouchikids.com/
■まとめ
英語を使って他の教科を学ぶ「イマージョン教育」と文理横断型の「STEAM教育」の有効性を紹介しました。
お子さんの頭が柔らかいうちにドップリ英語漬けにし、デジタルネイティブ化を目指してみてはいかがでしょうか?
お子さんの頭の中でどんな化学反応が起こるか楽しみですね。