英検受験は、中学生か高校生になってから検討すれば充分と思っていませんか?
実は、英検とは、小学生にとっても受験することでさまざまなメリットが得られる検定です。
中学受験に加点されたり、中学校から本格的になる英語への苦手意識を払拭したり。
可能性は広がっています。
比較的受験しやすい5級から、挑戦しがいのある準2級まで、高学年になったら計画的に受験してみてはいかがでしょう?
小学生の英検受験のメリットとは
まず、英検は中学受験を考えるご家庭にとっては有利な要素となります。
英検というスキルを加点評価する学校は少しずつ増加していて、今後もグローバル化の波に応えるかたちで増えていくと予想されます。
英検を計画的に受験していくことで、中学受験の合格が得やすくなることが期待できるでしょう。
先の話になりますが、中学受験で成績上位校、あるいは英語力を重視している学校に進学することは、大学受験や留学といった将来にも大きく影響を与えます。
中学受験は長い戦いであり、学力の高まりを感じにくい期間もあります。
そのなかで、英検は合格や高得点という「成果」を視認できる貴重な機会と捉えることができるでしょう。
英検が小学生に適している理由
小学生に英検受験をおすすめしたい理由は、大きく分けて2つあります。
1つめは、語彙力や文法力を着実に身につけられること、2つめは、リーディングやリスニングといった一朝一夕で会得するのが難しい能力を身につけられることです。
語彙力・文法力を体系的に身につけられる
英検は、語彙力や文法力の基礎をレベルに合わせて習得していける検定です。
小学生のうちからしっかりと基礎を学ぶことで、将来的な英語力の向上に繋がります。
中学生になって英語の授業が本格的に始まると、理解できないまま次々と文法を習って、いつの間にか英語が苦手になっていたというケースはよくあります。
小学生のうちに英語の基礎固めができれば、中学校で英語の授業についていくことができますし、「解けた」、「分かる」という体験を通じて英語が得意になっていくはずです。
リーディング力・リスニング力の向上に効果的
リーディング力やリスニング力の向上にも、英検は効果的です。
小学生の頃から英検の試験形式に慣れることで、より自信を持って英語に取り組むことができます。
英語の文章を読んだり、英語を聞いて内容を理解したりするのは、コツや慣れが必要です。
必要になってから急に対策しても思ったように成績が上がらないと歯がゆい思いをすることもあるでしょう。
小学生のうちから、英検という場でリーディング、リスニングに触れることで、難易度が上がっても苦手意識なく学習していくことができます。
小学生高学年の英検対策におすすめの学習方法
小学生の高学年ともなると、中学受験に本腰を入れる時期でもあります。
中学生になると部活や学業で家族と過ごす時間が減ることから、思い出づくりに勤しみたいというご家庭もあるはずです。
こうした忙しいなかで効率よく合格を目指すには、模擬試験と、専門家のサポートを活用するのが良いのではないでしょうか。
模擬試験で効率よく実力を確認しよう
高学年の子供が英検に向けて効果的に学習するためには、問題の傾向を知るべく模擬試験を活用することが重要です。
実際の試験形式に慣れるため、そしてどれくらい実力があるかを確認するために、模擬試験は有効です。
特に、英検を初めて受験するという時は、形式を知るため、そして勉強すべきポイントを洗い出すために、模擬試験をまず受けてみてくださいね。
英検対策のレッスンで集中的に学習する
英語教室などの「英検対策」に特化したクラスに参加することもおすすめです。
専門の講師から指導を受けながら集中的に学習することで、効果的な学習が期待できます。
自宅での学習に加えて、クラスでの学習を組み合わせることで、より高いスコアを目指せるでしょう。
特に小学生高学年で英検3級、準2級のようなハイレベルの検定にチャレンジする場合は、専門的なレクチャーが必須となります。
帰国生やプリスクール出身で英語に自信があるというお子さんほど、文法や選択問題でつまづく可能性があるので、レッスンがおすすめです。
不合格で、それまで得意だった英語が嫌いになってしまった、という悲劇が起こらないように対策していくべきです。
まとめ:受験と成長に英検というプラス要素はいかがでしょうか
英検は、中学受験に有利というだけでなく、合格や高い点数という実績を手にできる貴重な機会です。
お子さんの成長を親子で実感できる、そんな体験になるでしょう。
中学受験に向けて努力しているお子さんも、そうでないお子さんも楽しい中学生活に向けて、今から準備を考えてみてはいかがでしょう