近年、中学受験で英語が選択できる学校が急増しています。
英語受験ができる学校は都内の私立中高一貫校のおよそ50%に及びます。
各学校とも工夫をこらしており試験難易度や問題形式もさまざまです。
今回は英語選択での試験難易度や問題形式をご紹介します。
■英語入試の試験難易度
英語入試の試験難易度はどのくらいなのでしょうか。
これは学校によって様々ですが、英検3級程度の難易度と設定している学校が比較的多く見られます。
また高偏差値の学校や、英語教育に力を入れている学校においては
英検準2級や2級以上のレベルを求められるケースもあります。
参考に英検の等級と、その等級の推奨レベルを下記に示します。
級 推奨目安
5級 中学初級程度
4級 中学中級程度
3級 中学卒業程度
準2級 高校中級程度
2級 高校卒業程度
準1級 大学中級程度
1級 大学上級程度
出典:日本英語検定協会(https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/about/)
ちなみに、英検の取得者は所有している等級によって入試で優遇されます。
資格:指定の英検の等級を持っていれば、受験資格が得られます。
免除:指定の英検の等級を持っていれば、英語の試験が免除されます。
優遇:指定の英検の等級を持っていれば、一般入試などにおいて加点優遇を受けられます。
その他、給付型奨学金の評価基準の一つとして用いられることもあります。
英検の等級が高ければ、優遇の度合いも上がります。
■英語入試の問題形式
英語入試の問題形式は、資格認定、筆記、面接です。これも学校によってさまざまです。
資格認定は、決められた英検の等級をもっていれば合格です。
筆記試験は、その学校が求める英検のレベルに匹敵する内容になると思ってよいでしょう。
加えて、英作文やエッセイを出題する学校もあります。
筆記の問題は下記のような問題形式があります。
・詞の意味、変化形を問う空欄補充問題
・並べ替えで文章を完成させる問題
・長文読解
・空欄補充(語句の選択、単語を記述)など
・文章の内容を表す英文を完成させる
・下線部和訳
・文章の間違いを見つける問題
・選択式の空所補充
・応答として適切な文章を選ぶ
英作文については様々なテーマについて30字~400字程度で自分の考えを書く自由英作文形式の問題が出題される学校があります。
面接については、英語による自己紹介、ストーリー作り、ディスカッション、時事テーマ面接などの形式があります。
日頃からネイティブスピーカーとのコミュニケーションを重ねていくことで、対策することが可能です。
■英語入試への対策
英語入試対策は、まだ導入間もないため、情報が少なく対策を取りづらいのが現状です。
しかし、見方を変えると、まだ認知度が少なく、競争率が低いため狙い目であるとも言えます。
対策方法は、低学年の内から応用の効く基礎を徹底していくことです。
具体的には、英会話と英検へ挑戦するのが良いでしょう。
①英会話について
オールイングリッシュの英語学童や通い放題のオンライン英会話がお勧めです。
低学年の内から、毎日の放課後時間でネイティブの講師と共に英語を使って遊び、学ぶ中で
面接に対応できる語彙力、コミュニケーション力が身につきます。
またオンライン英会話Ouchikidsなら、プライベートレッスンにおいて面接対策を
することも可能です。
②英検について
入試の対策としては英検の受験が最もおすすめです。
現在の中学入試の筆記試験の形式は英検に近く、面接慣れもできます。
東京のオールイングリッシュ英語学童Flynexiaでは英検対策コースも実施しており
英検準2級以上に合格した小学生生徒が多数います。
また、英語入試専門のアドバンストコースを新たに展開しており、
英検だけではカバーできない長文の英作文対策などにも対応いたします。
まとめ
英語入試の試験難易度や問題形式をご紹介しました。
一般入試に加えて、子どもたちの可能性を広げる可能性のある英語入試も
是非ご検討ください。