英語の力をチェックする英検は、小学生のうちに受験すると中学受験や中学校生活のアドバンテージとなります。
合格はお子さんの自信につながり、英語への興味関心を長く保ち続ける礎になるでしょう。
合格を導くための効果のある学習方法について、まとめました。
英検の重要性とは
英検は小学生にとって非常に重要な資格です。
まず第一に、英検を取得しておけば中学受験においてアドバンテージを得ることができます。
最近では、中学受験の際に英検の取得が有利にはたらくという学校が増えてきています。
第二に、中学校から本格的に英語の授業が始まる前に基礎的な英語力を身につけることで、楽に学べるという点に注目してください。
英検は、5級が中学初級程度、4級が中学中級程度、3級が中学卒業程度のレベルに設定されています。
つまり、5級ないし4級を小学生のうちに受けておけば中学校で学ぶ内容の多くを先に習得できるということになります。
これは、中学受験した場合もしない場合も、大きなアドバンテージになると言えるでしょう。
なお、帰国生や英語に力を入れているご家庭は、高校中級程度である準2級に挑むのもおすすめです。
第三の重要な点には、英検の取得は子供の将来の可能性を広げる上で有効であるという点が挙げられます。
英検はTOEFLやTOEICといった試験より国際的な知名度は劣るかもしれませんが、英語の下地を小学生のうちから作っておくことで、留学や海外での就労、活躍といった選択肢も選べるようになります。
英語を身につけるはじめの一歩として、英検受験を検討してはいかがでしょうか。
小学生におすすめの英検学習方法
では、英検合格に向けて、具体的にどんな学習をしていくべきか、ご紹介しましょう。
小学生にとって効果的な英検学習方法はいくつかありますが、対策は3つにカテゴライズすることができます。
単語と文法の基礎を固める
まず、単語と文法の習得を重視しましょう。
これらは英検の試験範囲に欠かせない要素であり、将来のためにもしっかりと基礎を身につける必要があります。
どの教科にも通じることですが、分からないところを分からないままにしない、新しいことを学ぶ前に復習をして次のレベルに進むといった地道な努力が大切です。
リーディングのトレーニング
リーディングのトレーニングは、英文に慣れて短時間である程度のボリュームを読みこなせるようにするために必要です。
英語のテキストだけでなく、英語の絵本や児童向けの小説など、お子さんの興味関心を惹けるようなものを教材として、取り組んでいくと良いでしょう。
リスニングのトレーニング
リスニングのトレーニングも重要です。
正しい発音を聞いてそれを真似したりコミュニケーションを取ったりして、能動的に英語と接する機会を持つことをおすすめします。
レッスンに通うのが難しい場合は、アプリやオーディオ教材を活用して、聴くスキルを伸ばしていきましょう。
英検合格へのガイド
英検は合格することで、お子さんの自信につながります。
不合格で苦手意識が育ってしまわないよう、確実に合格するための道筋を準備しましょう。
レベルに合った学習計画を立てる
まずはお子さんの英語レベルをチェックしましょう。
簡単すぎる、難しすぎる勉強は身につかないばかりか、勉強そのものへの関心を薄れさせるきっかけになってしまいます。
比較的受験しやすい5級から受けた方が良いのか、少し背伸びをして小学生のうちに3級、準2級を目指せるのか、お子さんの今の英語スキルを確認してみてください。
その上で、レベル別の学習計画を立てましょう。
現在の英語力に合わせて、適切なレベルの英検を選択し、それに向けて無理のないよう学習スケジュールを組み立てます。
過去問演習と模擬試験を活用する
英検は級ごとに問われる内容が大体決まっていて、傾向を知ることで対策も立てやすくなります。
ゆえに、過去問演習と模擬試験の活用を積極的に行うよう、おすすめします。
過去の問題を解くことで試験の形式に慣れ、お子さんも弱点を把握しやすくなります。
苦手克服、問題に慣れること、一つずつ着実に進めて合格への道筋を歩んでいきましょう。
まとめ:効果的な学習で目指せ英検合格!
英検は、小学生なら5級から受験していくのが順当ですが、帰国生やプリインターナショナルスクールの卒業生、英会話を長年習っていたという小学生にとっては、簡単すぎる場合もあります。
その場合は4級、3級など実力に合わせて、学ぶモチベーションを保ちやすい級を目指して勉強・対策をしていきましょう。
効果的な学習方法を取得することは、将来の受験にも役立ちます。
それぞれの級合格を目標に、お子さんだけの学習の道筋を描いてあげてください。